カテゴリー: 支援活動

  • 令和8年度遠洋練習航海部隊出国行事に参加して

     令和8年5月16日(土)例年より早い夏日の下、11時から横須賀港逸見岸壁において令和8年度 遠洋練習航海部隊の出国行事が実施され、湘南水交会から畠野会長以下会員等10名が参加しました。 

     第76期一般幹部候補生課程卒業生とタイ王国留学生1名を含む178名は、約2か月間の近海練習航海を終え、いよいよ外洋に向けた出国の運びとなりました。練習艦隊司令官 東良子 海将補を指揮官に練習艦「かしま」及び「やまぎり」の2艦で実習幹部と乗員合わせた約530名が、令和8年5月16日(土)から10月24日(土)の161日間でアイスランド、アメリカ合衆国、カナダ、パナマ、メキシコ合衆国の5か国11寄港地の訪問と約30,200NM(約54,340km)の航海における各種訓練を行う計画です。

     特に今回は、米国建国250周年国際観艦式への参加、アイスランドへの初寄港なども予定されています。

     なお、遠洋練習航海は昭和32年度以降毎年実施されており、今回で70回目となります。

     壮行式では、宮﨑政久 防衛副大臣からの訓示、大西洋平 外務大臣政務官からの祝辞に引き続き、齋藤 海上幕僚長から同期や乗員、諸外国の人々に対し「互いに敬意を払い尊重すること」、そして「訓練、訓練、訓練」を強調した壮行の辞が送られました。

     東 司令官からの出国報告ののち、実習幹部等は来場者の拍手を前に行進して乗艦し、「やまぎり」「かしま」の順に出港していきました。

     見送られる実習幹部の眼光は力強く、また少し不安げな一面も感じ取れましたが、5か月後には全員が「潮っけ」をたっぷり蓄え、自信に満ちた「シーマン」となっているに違いありません。帰国を楽しみにしています。 

                                                    (丹羽総務担当幹事 記)

  • 厚木空神社例祭(2026.4.5(日))参列

     早くも関東地方では桜の散り始めた4月5日(日)の午後、神奈川県大和市にある深見神社で執り行われた第74回厚木空神社(靖國社)例祭に、畠野会長、星副会長、小俵担当幹事の3名が参列しました。本年も、昨年同様、湘南水交会として畠野会長が玉串奉奠の機会を得ることができました。これも、本例祭に対する諸先輩の長年に亘るご支援の賜物であり、改めて御礼を申し上げます。

    さて、今回の例祭は、例年と異なり厚木航空基地から第4航空群司令部幕僚をはじめ現役隊員数名の参列が得られ、昨年までとは明らかに異なった、ピリッと引き締まった空気の中、主催の深見神社奉賛会をはじめ、第302海軍航空隊のご遺族数名及び来賓、消防団等、総勢約60名の参列を得て、厳かに執り行われました。また、例祭後には、和やかな雰囲気の下、ご遺族と現役隊員の交流等が行われ、例年に以上に参列者の会話に花の咲く会となりました。ふと空を見上げると、英霊達が微笑んでいるかのような雲と虹が現れていました。

    ご遺族の高齢化により徐々に例祭への参列が困難になってきている現状に加え、近年、深見神社に靖國社がある経緯等を知る者が少なくなっていることは誠に残念な状況です。湘南水交会として本祭事へ参列する等、引き続き支援を継続していく所存です。

    (小俵総務担当幹事記)

    【経緯等】:厚木空神社は、昭和19年11月海軍厚木飛行場の敷地内に、首都防衛の任に就いていた第302海軍航空隊の殉職将士を祭神とする天照大神を祭る社殿として鎮祭建立された。終戦時、進駐してくる米軍が社殿を破壊することを恐れた若手将校等により、祭神103柱の霊璽簿と鎮祭の時賜った宝剣(靖國神社宮司鈴木孝雄陸軍大将から奉納された靖國刀)とともに深見神社境内に奉遷された。その後、昭和26年4月7日、新たに祭神として深見集落出身で明治10年の役以来の戦没者を合祀し、厚木空神社を宝剣靖國刀に因み靖國社と改め、毎年4月第1日曜日を例大祭の日と定め祭事が行われている。(湘南水交会は、平成18年以降、本例祭に参列)

  • 砕氷艦「しらせ」出国行事に参列

     令和7年11月19日(水)横須賀地方総監部において、第67次南極地域観測協力のために出港する砕氷艦「しらせ」の出国行事が行われ、畠野会長ほか有志会員4名を含む6名が参列しました。

     当日は11月中旬ながら師走並みの寒さとなり今季最低気温の10℃となりましたが、「しらせ」の鮮やかなオレンジ色の船体の前に隊員178名が整然と並び、齋藤 聡 海上幕僚長や俵 千城 統合作戦副司令官等、多数の来賓ご臨席のもと行事が執り行われました。

     今次の観測協力から統合作戦司令官の指揮下で行われることになることから、はじめに統合作戦司令官の壮行の辞が俵副司令官により代読され、引き続き斎藤海幕長から「協力を開始して60周年の節目となり、世界中が注目するなか、諸官の任務は他の誰にもなし得ないものであり、観測隊と一致団結して任務の完遂を期待する。」と激励の言葉がかけられました。

     岩瀬 剛 艦長から「南極へ向け出国します。」の力強い報告の後、軍艦マーチが鳴り響き拍手喝采のなか乗員は一列となって参列者の前を行進し「しらせ」に乗艦しました。

     今次の航海は11月19日から来年4月23日までの156日間が予定され、研究観測のメインテーマ「過去と現在の南極から探る将来の地球環境システム」に基づき、オーストラリアのフリーマントル寄港後に南極のトッテン氷河沖での海洋観測を行った後に昭和基地に向かい、復路においてもフリーマントルで一部の観測隊員を入れ替えて再度トッテン氷河沖での海洋観測を行った後にフリーマントル経由で帰路につきます。また、隊員の拘束期間削減のため、フリーマントルで第67次南極地域観測隊を昭和基地まで乗艦させ、第66次南極地域観測隊の越冬隊員を帰国のため昭和基地からフリーマントルまで乗艦させる予定となっています。

     整斉と出港準備作業が終わり、ラッパとともに「出港用意!」の号令が一段と大きく感じられました。そして「しらせ」は岸壁を離れ南極へ向けて沖へと向かい始めました。時折、半年家を空けることになる親との別れを惜しむ子供の泣き声も聞こえる中、音楽隊による「蛍の光」が演奏され、「帽振れ」の号令により岸壁からの声援も一段と大きくなりました。また、近くの護衛艦からも乗員による「いってらっしゃい」の文字で見送る姿にはシーマンシップを感じました。その後、汽笛が響き渡り余韻を残しつつも一連の出国行事の幕が閉じられました。

     「しらせ」のこれからの厳しい南極での任務を無事に完遂し、乗員全員が元気な姿で帰国することを願ってやみません。

    (丹羽総務担当幹事 記)