投稿者: 管理人

  • 「令和8年度 湘南水交会 総会・防衛講演会・懇親会」の開催

    【総 会】

     令和8年6月9日(火)、やまと芸術文化ホール「シリウス」(神奈川県大和市)において、湘南水交会会員52名(議長等への審議委任169名)が参加して、令和8年度湘南水交会総会を開催しました。

     開会に先立ち国歌斉唱、引き続いて先の大戦で散華された英霊、海上自衛隊において殉職された隊員、そして昨年度総会以降に物故された17名の湘南水交会会員の方々のご冥福を祈り、参加者全員で黙祷を捧げました。また、前回の総会以降に叙勲の栄に浴された9名の会員を紹介しました。

     総会は、畠野 俊一 会長の挨拶の後、令和7年度「活動報告」及び「収支計算書」並びに「監査報告」、続いて令和8年度「活動計画」及び「収支予算書」についてそれぞれ報告するとともに、「令和8年度湘南水交会役員等(案)」についいて審議を求め、満場の拍手で承認されました。

    新役員(左:小田部 副会長、右:石川 総務担当幹事)

     次に今年度からの新役員2人が登壇して、小田部 哲哉(有志会員)副会長、石川 一郎(幹候39期)総務担当幹事が紹介されると会場からの大きな拍手で迎えられました。

     引き続いて、厚木航空基地隊員と湘南水交会のよき橋渡し役として支部活動に積極的に協力・支援いただいた貢献に対し、厚木航空基地上級海曹会 会長 美濃 一貴 海曹長に畠野会長から感謝状を贈呈するとともに、今年度退任する益田 副会長、古賀 副会長にも感謝状が贈呈(古賀 副会長は欠席のため後日郵送)されました。

     その後、連絡事項として各種行事の計画、メールによる各種案内の連絡方法などを紹介して、総会は滞りなく終了しました。

    【防衛講演会】

     総会に引き続く防衛講演会では、第51航空隊司令 酒井 尚久 1等海佐を講師にお迎えし、「海自航空部隊の研究開発の現状について」の演題で講演をいただきました。

     今回の講演会には、総会参加者に加えて会員及びその同伴者等が多数参集して70名以上もの皆様が聴講し、最近の海上自衛隊の現状や海自航空の将来に対する関心の高さが伺われました。

     講演は、今年3月の海上自衛隊の組織改編とともに研究開発専任部隊としての第51航空隊の位置づけの紹介、防衛力整備計画の重視分野を踏まえた海自航空部隊の研究開発業務の概要、装備体系の見直し、AI技術の導入等について詳細に説明され、最近の実例として滞空型無人機(MQ-9B)の早期導入事業、固定翼哨戒機P-1の能力向上型である Base Line2の概要、部隊配備が始まった回転翼哨戒機SH-60Lの概要について紹介していただきました。最後に、今後の課題として「領域横断作戦に対応可能な能力の早期整備」の必要性を強調されて講演を締めくくられました。

     今回の講演内容である第51航空隊の業務を湘南水交会として聴講するのは久し振りであり、聴講者は大きく頷いたり、時折メモを取るなどその関心の高さとともに現役隊員の苦労と努力の状況を窺い知る貴重な機会となりました。それぞれの項目について詳細に語っていただいたため、当初予定していた質問時間が少なくなってしまいましたが、講師には懇親会の場での質問攻めにご対応をいただきました。閉演時はホール内の満場の拍手が暫く鳴りやまず、今回の防衛講演会が聴講者にとって満足度の高い有意義なものであったことを実感させるものでした。

    【懇親会】

     総会・防衛講演会の後、場所を大和市内の「北京飯店」に移して懇親会を開催しました。

    会場入口付近の様子(手前:金嶋 司令官、奥:鈴木 群司令)

     昨年に引き続き、金嶋 航空集団司令官、鈴木 第4航空群司令をはじめとする厚木航空基地所在部隊の指揮官・先任伍長等17名に加えて、横須賀地方総監部から地方総監代理として中川 経理部長にご参加をいただき、湘南水交会の会員等と合わせて88名の大懇親会となりました。

     開会前に、早めに到着された金嶋 司令官と鈴木 群司令が会場入口付近で、シリウスから移動してくる湘南水交会会員をお出迎えされるというサプライズもあり、会場内は開会前から和やかな懇親ムードで一杯になりました。その盛り上がりの勢いのまま、畠野会長の挨拶、そして今年も元気溢れる金嶋 司令官による乾杯で懇親会の幕が開きました。

     参加いただいた来賓の現役自衛官等を紹介したのち、歓談となりましたが、どのテーブルでも堰を切ったように現役自衛官を囲んで最近の部隊や隊員の状況に会話の花が咲き、和やかな雰囲気は途絶えることなく方々で笑い声が溢れる懇談となりました。

     今年の余興は、落語家の柳家小次郎さんによる落語でした。小次郎さんは、元海上自衛官で昨年11月に二ツ目に昇進され、新宿 末廣亭や上野 鈴本演芸場などで高座を披露されています。また、月1回のペースで水交会ピーターハウスにおいて「柳家小次郎落語会」として1時間の独演会を開催されているそうです。当日も、見事な話芸で参加者を魅了し、満場の喝采を受けていました。丁度、航空集団司令官の副官が幹部候補生学校の同期だということでしたが、候補生時代からの小次郎さんの変化に驚きと感嘆の声を上げていました。

    鈴木 群司令 中締め

     楽しい時間は瞬く間に過ぎて終宴の時間となり、中締めの指名を受けていただいた鈴木 群司令による宴の勢いそのままの活力溢れる乾杯で杯を挙げお開きとなりました。

     懇親会の場は、会員相互の懇親だけでなく、会員と隊員が笑顔で相互の認識を深める絶好の機会であり、活発な意見交換・情報共有を行うことのできる貴重な機会であることを改めて実感することになりました。今後も湘南水交会は、会員・隊員の交流の場を活用して、お互いに楽しみながら、海上自衛隊への支援・協力活動を継続していきたいと思います。

    (井上 広報幹事 記)

  • 令和8年度遠洋練習航海部隊出国行事に参加して

     令和8年5月16日(土)例年より早い夏日の下、11時から横須賀港逸見岸壁において令和8年度 遠洋練習航海部隊の出国行事が実施され、湘南水交会から畠野会長以下会員等10名が参加しました。 

     第76期一般幹部候補生課程卒業生とタイ王国留学生1名を含む178名は、約2か月間の近海練習航海を終え、いよいよ外洋に向けた出国の運びとなりました。練習艦隊司令官 東良子 海将補を指揮官に練習艦「かしま」及び「やまぎり」の2艦で実習幹部と乗員合わせた約530名が、令和8年5月16日(土)から10月24日(土)の161日間でアイスランド、アメリカ合衆国、カナダ、パナマ、メキシコ合衆国の5か国11寄港地の訪問と約30,200NM(約54,340km)の航海における各種訓練を行う計画です。

     特に今回は、米国建国250周年国際観艦式への参加、アイスランドへの初寄港なども予定されています。

     なお、遠洋練習航海は昭和32年度以降毎年実施されており、今回で70回目となります。

     壮行式では、宮﨑政久 防衛副大臣からの訓示、大西洋平 外務大臣政務官からの祝辞に引き続き、齋藤 海上幕僚長から同期や乗員、諸外国の人々に対し「互いに敬意を払い尊重すること」、そして「訓練、訓練、訓練」を強調した壮行の辞が送られました。

     東 司令官からの出国報告ののち、実習幹部等は来場者の拍手を前に行進して乗艦し、「やまぎり」「かしま」の順に出港していきました。

     見送られる実習幹部の眼光は力強く、また少し不安げな一面も感じ取れましたが、5か月後には全員が「潮っけ」をたっぷり蓄え、自信に満ちた「シーマン」となっているに違いありません。帰国を楽しみにしています。 

                                                    (丹羽総務担当幹事 記)

  • 厚木空神社例祭(2026.4.5(日))参列

     早くも関東地方では桜の散り始めた4月5日(日)の午後、神奈川県大和市にある深見神社で執り行われた第74回厚木空神社(靖國社)例祭に、畠野会長、星副会長、小俵担当幹事の3名が参列しました。本年も、昨年同様、湘南水交会として畠野会長が玉串奉奠の機会を得ることができました。これも、本例祭に対する諸先輩の長年に亘るご支援の賜物であり、改めて御礼を申し上げます。

    さて、今回の例祭は、例年と異なり厚木航空基地から第4航空群司令部幕僚をはじめ現役隊員数名の参列が得られ、昨年までとは明らかに異なった、ピリッと引き締まった空気の中、主催の深見神社奉賛会をはじめ、第302海軍航空隊のご遺族数名及び来賓、消防団等、総勢約60名の参列を得て、厳かに執り行われました。また、例祭後には、和やかな雰囲気の下、ご遺族と現役隊員の交流等が行われ、例年に以上に参列者の会話に花の咲く会となりました。ふと空を見上げると、英霊達が微笑んでいるかのような雲と虹が現れていました。

    ご遺族の高齢化により徐々に例祭への参列が困難になってきている現状に加え、近年、深見神社に靖國社がある経緯等を知る者が少なくなっていることは誠に残念な状況です。湘南水交会として本祭事へ参列する等、引き続き支援を継続していく所存です。

    (小俵総務担当幹事記)

    【経緯等】:厚木空神社は、昭和19年11月海軍厚木飛行場の敷地内に、首都防衛の任に就いていた第302海軍航空隊の殉職将士を祭神とする天照大神を祭る社殿として鎮祭建立された。終戦時、進駐してくる米軍が社殿を破壊することを恐れた若手将校等により、祭神103柱の霊璽簿と鎮祭の時賜った宝剣(靖國神社宮司鈴木孝雄陸軍大将から奉納された靖國刀)とともに深見神社境内に奉遷された。その後、昭和26年4月7日、新たに祭神として深見集落出身で明治10年の役以来の戦没者を合祀し、厚木空神社を宝剣靖國刀に因み靖國社と改め、毎年4月第1日曜日を例大祭の日と定め祭事が行われている。(湘南水交会は、平成18年以降、本例祭に参列)

  • 落語同好会を発足しました

    ご興味のある方のご参加をお待ちしています!

      落語同好会

    柳家小次郎さん落語会

    開場:19:00  開演:19:30

    場所:水交会ピーターハウス 3階

    予約不要です。

  • 横須賀部隊研修

      令和8年3月6日(金)横須賀において「YOKOSUKA軍港めぐり」クルージングツアーに参加するとともに、掃海艇「ちちじま」研修を実施しました。

      当日は、好天の中で畠野会長以下会員及び同伴者(合計35名)が横須賀での研修に参加しました。

      「YOKOSUKA軍港めぐり」は、コースカベイサイドストアーズ前の桟橋から観光船に乗船し、楠ヶ裏桟橋、米軍桟橋及び逸見岸壁近傍を臨み、その後、長浦・船越地区の岸壁を間近に見て、新井堀割水路を通る45分間のツアーでした。海上自衛隊艦艇・潜水艦及び米海軍艦艇や軍港の様子を間近に見ながら、迫力ある艦艇の様子や軍港のスケールの大きさを堪能することができました。

    湾内からの見学風景

     軍港めぐりの後、横須賀地方総監部広報推進室の方々の案内により、横須賀地区の基地内の様子を見学し、最後に掃海艇「ちちじま」の艇内において艦橋や生活スペースの他、掃海器具等を研修させていただきました。艇長はじめ乗員の方に丁寧に説明していただき、掃海部隊の任務や掃海艇の役割り等の理解を深めることができました。

    掃海艇「ちちじま」

     研修終了後の懇親会では、研修をさせていただいた「ちちじま艇長」にもご参加をいただき、本研修によって掃海艇装備品や任務に興味を抱いた研修参加者の間で会話が弾み、会員相互の親睦を深めることができました。

    (山形企画担当幹事 記)

  • 「湘南水交会鍋まつり懇親会」に参加して

     令和8年2月24日、湘南水交会開催の「鍋まつり懇親会」に参加いたしました。筆者は当日17時まで仕事でしたが、18時から開始という有志会員にも優しい時間設定で、きちんと5分前には到着することができました。今回の湘南水交会懇親会には、40人(OB会員22人、有志会員等14人、同伴者4人)もの参加があり、水交会クラブ委員会によると今季「鍋まつり」で最高の人数規模だったそうです。

     当日は寒さも和らぎ、過ごしやすい中での開催でした。畠野会長の挨拶に引き続き、功刀顧問より乾杯のご発声をいただき会がスタート。今回は鍋まつりということで、偉大な人生の諸先輩方と同じ鍋をつつくという恐れ多いことでしたが、高校生の頃にパイロットを志望して航空学生まで受験した筆者としては、P-1、P-3Cといったお馴染みの機体だけではなく、その昔に活躍していた航空機のお話や当時の苦労話も伺うことができ、とても充実した時間となりました。

     中盤、恒例ということで「自己紹介」兼「ショートスピーチ」が始まり、皆様のユーモアかつスマートな話術と、それに「突っ込み」を入れる方々を拝見し、“海上自衛隊”愛と、正に「個人の充実」「団結の強化」を垣間見た思いがいたしました。

    湘南水交会恒例の「じゃんけん大会」

     今回が懇親会初参加の筆者の番となり、個人的な話となり恐縮でしたが、現在、眼科の末席を汚している者として、操縦士や航空士の「視力と屈折矯正手術」に関して研究、働きかけをしているという話をいたしましたところ、様々な方々よりご共感をいただきました。

     終盤には、有志会員を対象としたジャンケン大会が開催され、おそらくマニア垂涎の品がたくさん賞品として出されており、筆者はカレンダーと、今は貴重なP-1とP-3Cが並んで飛行している写真を当てることができました。

    星副会長中締め

     中締めに、星副会長のユーモアたっぷりのスピーチにてお開きとなり、記念写真撮影となりました。皆さん会場を去りがたく、幹事の方が「時間となりましたので、あとは外でお願いします!」と言われるまでは、会場内で話に花が咲いておりました。

     このような楽しい会を企画、開催していただきました皆様に厚く御礼申し上げます。また、50歳を過ぎた皆様におかれましては、半年から1年に1度の眼科定期検診(視力、眼圧、視野、眼底)をお勧めして、結びとさせていただきます。

    (有志会員 米川達也 記)

  • 令和7年度保育講習・基地入出門訓練、緊急登庁支援訓練に参加

     湘南水交会は、厚木航空基地ファミリー・サポート・センター(At-FSC:平成28年7月設立、同基地支援6団体の協賛で構成)の活動の一環として、同基地において令和7年9月12日(金)保育講習及び基地への入出門訓練、令和8年2月17日(火)緊急登庁支援訓練に参加しました。

     保育講習は、9月12日(金)の午前中に約1時間実施され、関係隊員と共に湘南水交会から畠野会長以下3名、その他At-FSCの支援会員30名が参加しました。本講習は、綾瀬市役所の子育て支援センターのご支援を得て派遣講師による「子供を預かる場合の接し方」等に関する講義を、災害派遣等緊急時に際し開設する子供預かりのための「基地内一時預かり所」の関係者を対象に受講し、保育時の留意事項の他多くの「気づき」が得られる有意義な講習となりました。

    保育講習風景

     基地への入出門訓練は、緊急登頂時に開設される「基地内一時預かり所」へAt-FSC会員が迅速に赴くための諸手続き等の訓練で、昨年に引き続き2回目となることから、円滑に手続き等が実施され新たな問題等なく前回の教訓が生かされたものとなりました。

     緊急登庁支援訓練は、2月17日(火)の午後に第4航空群の部隊訓練として実施され、At-FSC支援会員8名(湘南水交会は畠野会長以下4名)が、隊員の「子供の面倒見」を行いました(対象となる児童は、6歳:1名、5歳:3名、4歳:1名、1歳:1名の計6名)。当初、At-FSC支援会員20名が参加する予定でしたが、第4航空群との事前調整で8名(4名ずつの2グループで2直態勢)での訓練参加となったものです。「子供の面倒見」は、基地内の施設及び備品等のご支援を得て約5時間にも亘るものでしたが、途中で衛生隊員によるAED講習を受講する機会にも恵まれました。また、訓練中には、第4航空群司令 鈴木海将補がご視察に来られ、At-FSCのサポートに対して過分な謝辞をいただきました。

    AED講習

     本訓練は、At-FSC支援会員の子育て経験並びに献身的な対応により、明るく和やかな雰囲気のもと、事故なく極めて円滑に実施できたと思います。訓練を担当した幕僚等からは、At-FSC支援会員の「子供の面倒見」の実力を改めて認識したとの所見とともに、保護者である隊員からも「At-FSC支援会員には、安心して子供を任せられます」との感想をいただきました。

     今後も、同様の訓練が年1回程度計画されるとのことであり、At-FSCとして引き続き積極的に部隊を支援していく所存です。                                            

    (小俵担当幹事 記)

  • 「海上自衛隊×大和市×綾瀬市 ふれあいコンサート」に参加して

    左から、古谷田 大和市長、鈴木第4航空群司令、橘川 綾瀬市長

     1月16日(金)、海上自衛隊第4航空群(群司令:鈴木 克哉 海将補)、大和市(古谷田 力 市長)、綾瀬市(橘川 佳彦 市長)共催の「ふれあいコンサート」が綾瀬市オーエンス文化会館大ホールにて開催され、第4航空群のご招待を受けて湘南水交会から畠野会長他13名の会員及び家族等が参加してきました。

     このふれあいコンサートは、以前は第4航空群が海上自衛隊横須賀音楽隊の協力を得て、航空基地が所在する地元住民の皆様の理解促進のために新春に開催していた音楽コンサートを、昨年から大和市、綾瀬市の協力を得て『海上自衛隊と地域の皆様との「ふれあい」』をテーマとし、横須賀音楽隊と地元の小・中・高校生吹奏楽部との共演で開催されているのもで、今回で2回目の試みとなります。今年は、綾瀬市立春日台中学校 吹奏楽部と大和市立引地台中学校 吹奏楽部の参加を得て3者の交流演奏会が開催される運びとなりました。

    開演を待つ湘南水交会会員

     今年のふれあいコンサートは二部構成となっていて、第一部はそれぞれの中学校が日頃の練習の成果を披露してくれました。春日台中学校は17人(1年生12人、2年生5人)の小規模なブラスバンドで部員全員が初心者とのことでしたが、日本のポピュラーソングをアレンジした楽曲3曲を、パーカッションパートは部員が代わる代わる担当しながら演奏し、聴衆の感動を呼んでいました。続いて登場した引地台中学校は、唱歌や童謡をアレンジした3曲を披露して、「音楽は信頼と愛」をモットーに日頃からパートごとによく練習が行き届いた様子がうかがえる1、2年生30人の陣容での演奏で、部員の心が一つにまとまったメリハリの効いた演奏となっていました。

     第二部は、横須賀音楽隊の演奏で、「踊る隊長」こと真道友樹 3佐が登壇すると会場の興奮は最高潮に達し、ソプラノ歌手の中川3曹が演奏に華を添えていました。4曲の演奏を終えると、ホールは割れんばかりのアンコールの拍手喝采となりました。ステージ上には横須賀音楽隊に加えて春日台中学校、引地台中学校の吹奏楽部も登場して合同での演奏となり、アンコール曲は「ディスコ・キッド」でした。難しい曲を横須賀音楽隊の音楽指導の下、一生懸命に練習したであろう中学生の真剣な眼差し、そしてその先には踊る隊長のユーモラスな指揮でステージ上から迫力ある響きが奏でられ、会場のボルテージはMAXに達してコンサートは終演となりました。

     聴衆の喝采を受けて立ち上がった中学生47人の凛とした立ち姿、そして隣の生徒と微笑み合う笑顔、さらにはホールに来場している家族を見つけて手を振る姿に、思わず「Bravo!」と最高のエールを送らせてもらいました。両中学校は、この春(3月下旬)にそれぞれ定期演奏会を予定しているそうで、そちらにも出かけたくなるような心温まる演奏会でした。

    (井上 広報幹事 記)

  • 砕氷艦「しらせ」出国行事に参列

     令和7年11月19日(水)横須賀地方総監部において、第67次南極地域観測協力のために出港する砕氷艦「しらせ」の出国行事が行われ、畠野会長ほか有志会員4名を含む6名が参列しました。

     当日は11月中旬ながら師走並みの寒さとなり今季最低気温の10℃となりましたが、「しらせ」の鮮やかなオレンジ色の船体の前に隊員178名が整然と並び、齋藤 聡 海上幕僚長や俵 千城 統合作戦副司令官等、多数の来賓ご臨席のもと行事が執り行われました。

     今次の観測協力から統合作戦司令官の指揮下で行われることになることから、はじめに統合作戦司令官の壮行の辞が俵副司令官により代読され、引き続き斎藤海幕長から「協力を開始して60周年の節目となり、世界中が注目するなか、諸官の任務は他の誰にもなし得ないものであり、観測隊と一致団結して任務の完遂を期待する。」と激励の言葉がかけられました。

     岩瀬 剛 艦長から「南極へ向け出国します。」の力強い報告の後、軍艦マーチが鳴り響き拍手喝采のなか乗員は一列となって参列者の前を行進し「しらせ」に乗艦しました。

     今次の航海は11月19日から来年4月23日までの156日間が予定され、研究観測のメインテーマ「過去と現在の南極から探る将来の地球環境システム」に基づき、オーストラリアのフリーマントル寄港後に南極のトッテン氷河沖での海洋観測を行った後に昭和基地に向かい、復路においてもフリーマントルで一部の観測隊員を入れ替えて再度トッテン氷河沖での海洋観測を行った後にフリーマントル経由で帰路につきます。また、隊員の拘束期間削減のため、フリーマントルで第67次南極地域観測隊を昭和基地まで乗艦させ、第66次南極地域観測隊の越冬隊員を帰国のため昭和基地からフリーマントルまで乗艦させる予定となっています。

     整斉と出港準備作業が終わり、ラッパとともに「出港用意!」の号令が一段と大きく感じられました。そして「しらせ」は岸壁を離れ南極へ向けて沖へと向かい始めました。時折、半年家を空けることになる親との別れを惜しむ子供の泣き声も聞こえる中、音楽隊による「蛍の光」が演奏され、「帽振れ」の号令により岸壁からの声援も一段と大きくなりました。また、近くの護衛艦からも乗員による「いってらっしゃい」の文字で見送る姿にはシーマンシップを感じました。その後、汽笛が響き渡り余韻を残しつつも一連の出国行事の幕が閉じられました。

     「しらせ」のこれからの厳しい南極での任務を無事に完遂し、乗員全員が元気な姿で帰国することを願ってやみません。

    (丹羽総務担当幹事 記)

  • 「厚木航空基地戦跡研修&懇親BBQ」に参加しました!

     令和7年11月9日(日)「厚木航空基地戦跡研修&懇親BBQ」に参加しました。前夜から雨が降りだし当日も天気予報は雨模様でしたが、研修中は傘の出番なく過ごすことが出来ました。

     今回の部隊研修はいつもの航空機見学ではなく、厚木航空基地内にある戦跡の見学でした。

     先ずはターミナルにある資料展示室で映像、写真を見ながら厚木航空基地が造られた経緯や戦中、戦後の様子を、今回の研修の案内を引き受けてくださった松田1等海尉(第4航空群司令部)より説明を受けました。

     基地建設当時から戦中の資料はほとんど残っておらず、今回ご説明された内容は松田1尉がご自身で役所等に行って調べたり、当時の様子を知る方を探してお話を伺ったりして自費で資料を作成したそうです。このような史実の考察・検証は、大変重要かつ後世に語り継がれるべきもので、国からも予算を出して欲しいと思いました。調査は今も続けているそうで、まだ正式発表出来ないものの新たな発見があったとのことで、その公表の機会を楽しみに待ちたいと思います。

     ひと通り説明を受けた後、基地内をバスで移動しながら実際に戦跡を見て廻りました。厚木航空基地建設当時の建物も数多く残っており、しかも現在も使用されているそうです。しかし、皮肉なことに米軍に接収されていたから残っているのだろうという説明を聞き複雑な気持ちになりました。他にも航空機の掩体壕や基地内への引き込み線の線路跡、駅のプラットホーム跡などを見ることが出来ました。

     見学の後は、今年度入隊した隊員の方との懇親BBQを楽しみました。

     焼き物だけでなく温かい豚汁も用意され、肌寒い初冬の陽気のなか美味しくいただきながら新入隊員との懇親を深めることができました。自衛隊を目指した動機や部隊での様子、時には日頃の愚痴を聞いてあげたり、励ましてあげたりと、親元を離れて過ごしている新入隊員たちの心の力に少しでもなれたら良いなと思いました。途中、部隊毎に代表者による今後の勤務の抱負について発表もあり、頼もしい抱負に益々応援したい気持ちが強くなりました。

    相模野航空神社跡地

     また、本日ご案内いただいた松田1尉ともお話が出来、現在のBBQエリアが相模野航空神社の跡地であることが最近の調査で判明したと伺いました。境内の中でBBQをし、いつも集合写真を撮るときにひな壇代わりに使っている石垣が社殿の石垣であったと教えていただき、罰当りなことをしてしまったと思いましたが、「米軍の占領前に御神体は別の場所に奉遷させてあるから大丈夫ですよ」と聞き安心しました。

     最後になりますがこのような研修会を企画、また前日からの準備等をして下さった役員の方、基地関係者の方に感謝しつつも、来年度の実施を楽しみにしています。ありがとうございました。                        

    (有志会員 齋藤文 記)