「令和8年度 湘南水交会 総会・防衛講演会・懇親会」の開催

【総 会】

 令和8年6月9日(火)、やまと芸術文化ホール「シリウス」(神奈川県大和市)において、湘南水交会会員52名(議長等への審議委任169名)が参加して、令和8年度湘南水交会総会を開催しました。

 開会に先立ち国歌斉唱、引き続いて先の大戦で散華された英霊、海上自衛隊において殉職された隊員、そして昨年度総会以降に物故された17名の湘南水交会会員の方々のご冥福を祈り、参加者全員で黙祷を捧げました。また、前回の総会以降に叙勲の栄に浴された9名の会員を紹介しました。

 総会は、畠野 俊一 会長の挨拶の後、令和7年度「活動報告」及び「収支計算書」並びに「監査報告」、続いて令和8年度「活動計画」及び「収支予算書」についてそれぞれ報告するとともに、「令和8年度湘南水交会役員等(案)」についいて審議を求め、満場の拍手で承認されました。

新役員(左:小田部 副会長、右:石川 総務担当幹事)

 次に今年度からの新役員2人が登壇して、小田部 哲哉(有志会員)副会長、石川 一郎(幹候39期)総務担当幹事が紹介されると会場からの大きな拍手で迎えられました。

 引き続いて、厚木航空基地隊員と湘南水交会のよき橋渡し役として支部活動に積極的に協力・支援いただいた貢献に対し、厚木航空基地上級海曹会 会長 美濃 一貴 海曹長に畠野会長から感謝状を贈呈するとともに、今年度退任する益田 副会長、古賀 副会長にも感謝状が贈呈(古賀 副会長は欠席のため後日郵送)されました。

 その後、連絡事項として各種行事の計画、メールによる各種案内の連絡方法などを紹介して、総会は滞りなく終了しました。

【防衛講演会】

 総会に引き続く防衛講演会では、第51航空隊司令 酒井 尚久 1等海佐を講師にお迎えし、「海自航空部隊の研究開発の現状について」の演題で講演をいただきました。

 今回の講演会には、総会参加者に加えて会員及びその同伴者等が多数参集して70名以上もの皆様が聴講し、最近の海上自衛隊の現状や海自航空の将来に対する関心の高さが伺われました。

 講演は、今年3月の海上自衛隊の組織改編とともに研究開発専任部隊としての第51航空隊の位置づけの紹介、防衛力整備計画の重視分野を踏まえた海自航空部隊の研究開発業務の概要、装備体系の見直し、AI技術の導入等について詳細に説明され、最近の実例として滞空型無人機(MQ-9B)の早期導入事業、固定翼哨戒機P-1の能力向上型である Base Line2の概要、部隊配備が始まった回転翼哨戒機SH-60Lの概要について紹介していただきました。最後に、今後の課題として「領域横断作戦に対応可能な能力の早期整備」の必要性を強調されて講演を締めくくられました。

 今回の講演内容である第51航空隊の業務を湘南水交会として聴講するのは久し振りであり、聴講者は大きく頷いたり、時折メモを取るなどその関心の高さとともに現役隊員の苦労と努力の状況を窺い知る貴重な機会となりました。それぞれの項目について詳細に語っていただいたため、当初予定していた質問時間が少なくなってしまいましたが、講師には懇親会の場での質問攻めにご対応をいただきました。閉演時はホール内の満場の拍手が暫く鳴りやまず、今回の防衛講演会が聴講者にとって満足度の高い有意義なものであったことを実感させるものでした。

【懇親会】

 総会・防衛講演会の後、場所を大和市内の「北京飯店」に移して懇親会を開催しました。

会場入口付近の様子(手前:金嶋 司令官、奥:鈴木 群司令)

 昨年に引き続き、金嶋 航空集団司令官、鈴木 第4航空群司令をはじめとする厚木航空基地所在部隊の指揮官・先任伍長等17名に加えて、横須賀地方総監部から地方総監代理として中川 経理部長にご参加をいただき、湘南水交会の会員等と合わせて88名の大懇親会となりました。

 開会前に、早めに到着された金嶋 司令官と鈴木 群司令が会場入口付近で、シリウスから移動してくる湘南水交会会員をお出迎えされるというサプライズもあり、会場内は開会前から和やかな懇親ムードで一杯になりました。その盛り上がりの勢いのまま、畠野会長の挨拶、そして今年も元気溢れる金嶋 司令官による乾杯で懇親会の幕が開きました。

 参加いただいた来賓の現役自衛官等を紹介したのち、歓談となりましたが、どのテーブルでも堰を切ったように現役自衛官を囲んで最近の部隊や隊員の状況に会話の花が咲き、和やかな雰囲気は途絶えることなく方々で笑い声が溢れる懇談となりました。

 今年の余興は、落語家の柳家小次郎さんによる落語でした。小次郎さんは、元海上自衛官で昨年11月に二ツ目に昇進され、新宿 末廣亭や上野 鈴本演芸場などで高座を披露されています。また、月1回のペースで水交会ピーターハウスにおいて「柳家小次郎落語会」として1時間の独演会を開催されているそうです。当日も、見事な話芸で参加者を魅了し、満場の喝采を受けていました。丁度、航空集団司令官の副官が幹部候補生学校の同期だということでしたが、候補生時代からの小次郎さんの変化に驚きと感嘆の声を上げていました。

鈴木 群司令 中締め

 楽しい時間は瞬く間に過ぎて終宴の時間となり、中締めの指名を受けていただいた鈴木 群司令による宴の勢いそのままの活力溢れる乾杯で杯を挙げお開きとなりました。

 懇親会の場は、会員相互の懇親だけでなく、会員と隊員が笑顔で相互の認識を深める絶好の機会であり、活発な意見交換・情報共有を行うことのできる貴重な機会であることを改めて実感することになりました。今後も湘南水交会は、会員・隊員の交流の場を活用して、お互いに楽しみながら、海上自衛隊への支援・協力活動を継続していきたいと思います。

(井上 広報幹事 記)